水曜どうでしょうの初期の頃に「粗大ゴミで家を作ろう」という企画がありました。
これは、街から集めてきた粗大ゴミを集めて家(実際に出来上がったものは部屋みたいなもの)を作るというものでした。
恐らく現在では実現不可能であるこの企画についてお話ししたいと思います。
【水曜どうでしょう】粗大ゴミで家を作ろうという企画について
放送日時は北海道での初回放送に合わせています。
この企画が実現できた理由は後述しますが、現在とは違う時代背景があることをご了承ください。
企画について
粗大ゴミで家を作ったこと。
— まなせん(RN:真夏の扇風機) (@manatsusenpuuki) December 12, 2019
そして、どうしようもない最後のミニコント#水曜どうでしょうもう忘れてやれよ大賞 pic.twitter.com/hOjSpX63Fp
1996年11月6日、13日に放送されました。
北海道札幌市にある一等地、宮の森という地区にある空き地に街から粗大ゴミを集めてきて、家を作るというものです。
街に捨ててあった粗大ゴミはまだまだ使えるものもあり、テレビは砂嵐の中にチラッと映像が映る場面もありました。
他にも電子オルガンやベッドなど、ありとあらゆるものが揃っていき、最終的には
どうぶつの森
を彷彿とさせる、家のような部屋みたいなものが完成したのでした。
この企画はそれ以降の旅番組がメインの当番組においては珍しいもので、また当時ミスター自身が主宰していた劇団の大道具などに使うために粗大ゴミを集めていた関係でこの企画が発案されたのでした。
そのため、今ではほとんど見られない
「ハイテンションな鈴井貴之」
がそこにはいます。
札幌市宮の森について
札幌市の中心街から少しだけ離れた郊外にある閑静な住宅街らしいです。
札幌オリンピックで使用された大倉山のジャンプ台もこの宮の森にあるのですね!
この企画ができた背景
番組が撮影された1996年当時は、札幌市では粗大ゴミの回収を月1回のステーション収集で行われ、処分される粗大ゴミが街中に置かれていたことも関係しています。
現在では、粗大ごみのステーション収集を廃止し申し込みによる戸別収集を行っているので、街中に粗大ゴミが置かれることもないでしょう。
企画のその後、、
実は、宮の森でのロケの際、地主の許可を得ずに無断で撮影したために、後日HTBの社員 がたまたま土地を見学した際、不動産屋から
「そういえば、勝手にここ使いましたよね?」
と聞かれたことが後に発売したDVDの副音声によって判明しました。
一歩間違えたら番組の存続に関わっていますね、、
ちなみに集めた粗大ゴミはその後、番組のスタッフが清掃工場までトラックで運搬して費用はHTB持ちで処分したとのことでした。
初期の頃の企画 粗大ゴミで家を作ろう!#水曜どうでしょう #水どう #粗大ゴミ pic.twitter.com/AY2l9JrTH1
— やっぱり どうでしょう bot (@W_Dodeshow) October 29, 2014
まとめ
今回はかなり初期の企画「粗大ゴミで家を作ろう」についてお話ししました。
コンプライアンス的に現在ではほぼ実現不可能な企画ではありますが、テレビでは今でも再放送されることもあります。
現在の時代背景との違いを楽しむことができそうです。
また、HTBのオンデマンドでも試聴することはできるので、気になった方はぜひご覧になってください!
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