夏といえば、細田監督作品の季節です!
2006年『時をかける少女』
2009年『サマーウォーズ』
2012年『おおかみこどもの雨と雪』
2015年『バケモノの子』
2018年『未来のミライ』
細田監督作品の3年ぶりの新作、2021年7月「竜とそばかすの姫」が発表され、また再び細田作品が注目されています。
中でもサマーウォーズは、2009年公開された細田守監督の長編アニメーション映画で、時を経てなお多くのファンを魅了し続ける名作です。
しかし、名作ながらも「声優がひどい!」「下手くそ!」というご意見があるそうです。
なぜそのような評判があるのが調べてみました。
サマーウォーズとは
まずは、サマーウォーズについて簡単に解説します。
サマーウォーズのあらすじ
17歳の小磯健二は、夏休みのバイトとして憧れの先輩夏樹の大おばあちゃんの家に一緒に帰省することになります。
そこで出会う夏樹のにぎやかな家族と、インターネット上の仮想世界OZ(オズ)で巻き起こる大事件に巻き込まれ、世界は大ピンチに!
果たして健二たちは世界を救うことができるのか…?!
青春の葛藤、家族の絆、愛する人との別れ、などたくさんのテーマが織り込まれており見どころ満載です!
数ある細田監督作品の中でも、もっとも支持の高い作品といえるでしょう。
サマーウォーズの主な登場人物と声の出演
サマーウォーズの主な登場人物と声の出演の一覧です。
- 主な登場人物
- 小磯健二 (cv: 神木隆之介) 高校2年生 物理学部所属 数学が得意
- 篠原夏樹 (cv: 桜庭みなみ) 高校3年生 健二の学校のアイドル的存在
- 陣内栄 (cv:富司純子 ) 夏樹の大おばあちゃん 陣内家16代目当主
- 池沢佳主馬(cv:谷村美月 ) 夏樹の又従弟 13歳 最強アバターキングカズマを操る少年
- 佐久間敬 (cv: 横川孝大) 健二の同級生
- 陣内侘助 (cv:斎藤歩) 41歳 夏樹の初恋の人 陣内栄の養子
- 陣内家の人々
- 陣内真理子(cv:信澤三惠子)陣内家長女71歳 本家長女として家事一切を取り仕切る
- 陣内万助 (cv:永井一郎)陣内家次男70歳 新潟で漁師を営む
- 陣内万作 (cv:中村正)陣内家三男68歳 医者であり栄の主治医
- 陣内理香 (cv:玉川紗己子)(現在は玉川砂記子)真理子の長女42歳 上田市役所勤務
- 陣内理一 (cv:桐本拓也)(現在は桐本拓哉) 真理子の長男41歳 自衛官 市ヶ谷駐屯地勤務
- 陣内太助 (cv:小林隆)万助の長男45歳 電器屋の店主
- 三輪直美 (cv:山像かおり)万助の長女42歳 バツイチの美人
- 池沢清美 (cv:田村たがめ)万助の次女 39歳 名古屋の介護士 佳主馬の母 妊娠中
- 陣内頼彦 (cv:田中要次)万作の長男45歳 松本市の救急救命士
- 陣内典子 (cv:金沢映子)頼彦の妻37歳 2児の母
- 陣内邦彦 (cv:中村橋弥)万作の次男42歳 諏訪市の消防士
- 陣内奈々 (cv:高久ちぐさ)邦彦の妻32歳 新婚でまだ陣内家に馴染めていない
- 陣内克彦 (cv:板倉光隆)万作の三男40歳 上田市のレスキュー隊員
- 陣内由美 (cv:仲里依紗)克彦の妻38歳 甲子園出場の長男をずっとTVで応援している
主だった声の出演のお名前を拝見すると、有名な大御所声優から、現在名優として活躍する俳優などの、多様な面々でキャスティングされているのがわかります。
故・永井一郎さんは、アニメ好きなら恐らく聞いたことのない人などいないだろうほどの超有名声優でした。
アダルトチームなキャラクターは比較的名優で固められていますが、物語の主格となる目立つキャストは当然ながら若手俳優陣が多いようです。
サマーウォーズの声優、ネットの評価
サマーウォーズの見たネットの声を一部ご紹介します。
全体的には「ヒロインのセリフが棒読みだ」「佳主馬のセリフに感情がこもっていない」など、桜庭みなみさん谷村美月さんへの批評が多くみられました。
また逆に、「おばあちゃん最高!」「侘助の声がかっこいい」など富司純子さん、斎藤歩さんなどベテラン俳優勢はおおむね好評かでした。
神木隆之介さん演ずる健二については、かなりの賛否両論別れていました。
様々な評価がありますが、評価が高いのはベテランアダルトキャスト勢、反対に若手、女性キャストには批判の声が多いようでした。
声優業のプロの方に比べると、若手女優業の方の声は耳馴染まないのかもしれません。
声優は声のお仕事のプロです。
俳優も、もちろん演ずることを生業としていらっしゃいますが、やはり声優と比べれば声を使うお仕事のレベルの差は歴然でしょう。
しかし、ベテラン俳優の富司純子さんは、初めてサマーウォーズで初めて声優にチャレンジしたということですが、さすがとしか言いようがありません。
俳優の声優起用について
細田守監督作品も、声優より俳優陣をキャスティングすることの方が多いですが、その理由はキャストのスケジュールの兼ね合いなどもあると監督自身がインタビューの中でも答えていました。
また、演ずるにあたってより生々しい、リアルな形を表現するのには俳優同士が同じ場所で演ずる方がよいというお話でした。
しかし、声優よりも俳優をキャスティングした方が話題性が高いというのも戦略的にあるのでは?とも考えられます。
舞台挨拶がある劇場作品は、俳優起用することで、そのファンを動員することができますし、ニュースにもなります。
話題作りには事欠きませんよね。
興行にあたっての大人の事情は、当たり前に推測される所です。
サマーウォーズの声優はひどい?のまとめ
シンプルな答えとしては、いまひとつな方もいる
というのが、評価としては多いようでした。どうしても声のお仕事にまだ慣れていない若手俳優さんに批判は集まっています。
アニメ作品に声優以外の俳優がアフレコをするという作品は、昔に比べて格段に増えてきました。
個人的には、「昔はもっと声優が酷い作品も多かった」と感じているで、サマーウォーズはあまり気になりませんでした。
むしろ、今となっては健二を演じた神木隆之介さんは、声優に俳優、共に活躍する代表格のアクターとしてひっぱりだこです。
声優だから、俳優だから、というよりは俳優さんの演技力によるというのが、結論です。
色々評価は別れるところですが、これからの活躍に期待したいですね。
個人的には、サマーウォーズなんといっても見どころ一番のこのシーンは神木さんだからこそのワンシーンかと思います!
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