北海道発の人気深夜番組の「水曜どうでしょう」。
水曜どうでしょうには今や国民的人気俳優と言っても過言ではない大泉洋さんが出演していますが、大泉さんの隣にはいつも「ミスター」と呼ばれている鈴井貴之さんがいます。
ところで、鈴井さんは水曜どうでしょうの初期の頃にはまだミスターとは呼ばれていませんでした。
ここではミスターと呼ばれるようになった由来と時期などについてご紹介したいと思います。
【水曜どうでしょう】のミスター・鈴井貴之について
ここではミスターこと鈴井さんの基本情報についてご紹介します。
自身の所属事務所であるクリエイティブオフィスキューの創立者であり、2012年からは取締役会長に就任しています。
現在クリエイティブオフィスキューにはチームナックスのほか、数々のアニメ主題歌を歌っている綾野ましろさん、天然キャラで人気の島太星さんが所属しているNORD(ノール)などが在籍しています。
【水曜どうでしょう】ミスターの由来について
水曜どうでしょうの中で、鈴井さんがミスターと呼ばれるようになったのは1997年8月から北海道にて放送が始まった
「212市町村カントリーサインの旅I」の途中のことです。
それまで鈴井さんはよく「鈴井先生」や「社長」と呼ばれていました。
水曜どうでしょうのカントリーサインの旅とは、北海道内の当時212の市町村のカントリーサイン(市町村の境にある看板)のカードの一つを引いてその場所へ行くという企画です。
カントリーサインの旅が始まった当初は大泉さんがカードを引いていました。
しかし、これまでのサイコロの旅でことごとく運のなさを披露していた鈴井さんに引かせて、そのダメ人間ぶりを再確認することになったのです。
すると、やはり鈴井さんは移動距離が長くなるカードを引いてしまい、大泉さんは鈴井さんを『どうでしょうの象徴』(ここには不幸や不運という意味を含んでいます)ということで、『ミスター』と呼んだことが由来となっていたようです。
それ以降水曜どうでしょうの中で鈴井さんは「ミスター」となっています。
水曜どうでしょうの公式サイトにもミスターの由来について説明があります。
Q. 鈴井貴之さんは、なぜ「ミスター」と呼ばれてるんですか?
A. 「ミスタージャイアンツ」長嶋茂雄さんしかり、我が「水曜どうでしょう」の「象徴」として、鈴井貴之氏を「ミスターどうでしょう」と呼んでいる。「どうでしょうの象徴」つまり「不運」「不幸」。これらは全て「ミスターどうでしょう鈴井貴之氏に起因する」簡単に言えば「全部おまえのせいだ」という意味を言外に含んでいる。「212市町村カントリーサインの旅I」雨竜町において、大泉さんが言ったのが始まりである。
水曜どうでしょう公式サイトより引用
ミスターと呼ばれるようになった鈴井貴之のその後
鈴井さんはミスター水曜どうでしょうとして、その後も『ダメ人間』ぶりを遺憾なく発揮しました。
アメリカでは車とモーテルの鍵をインキーしたり、ベトナムでは大泉さんやディレクターと交信するためために装備していたインカムを落としたり、絵ハガキの旅では早々に札幌の展望台の写真を引いたりと数々の伝説を生み出しました。
また、対決列島でミスターは「もし自分が勝ったらミスターと呼ばずにムッシュと呼んでほしい」と言っていました。(しかしミスターは負けました)
ちなみにミスターという呼び方は水曜どうでしょう限定のようで、大泉さんと安田さんは水曜どうでしょうの中では鈴井さんのことをミスターと呼んでいますが、それ以外の場面では「鈴井さん」「会長」と呼んでいます。
また、他のチームナックスのメンバー(森崎さん、戸次さん、音尾さん)が鈴井さんのことをミスターと呼んでいた場面はほとんど見かけません。
まとめ
今回は鈴井さんがミスター水曜どうでしょうとなった由来についてご紹介しました。
ミスターは水曜どうでしょうの番組の中では決して口数が多い方ではありません。(そもそも大泉さんや藤村Dが喋りすぎという面もあります)
しかし、ここぞという時に起こすミラクル・不幸・不運が水曜どうでしょうの醍醐味でもあるために大泉さんが鈴井さんをミスターと呼ぶ由来になったのだと思います。
どうでしょう班も年齢を重ねるにつれて無茶なことは難しくなりましたが、これからもミスターとしての伝説をファンに届けていって欲しいと思うものです。
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