『日本一チケットが取れない劇団』と言われているチームナックス。
北海学園大学の演劇研究会で出会ってずっと5人で活動していますが、長年一緒にいるとメンバーのことが嫌いになったり、仲違いがあったり不仲になったりと色々あったりするのではないかと思います。
ここではチームナックスで過去にあったという不仲説や解散の危機についてお話ししたいと思います。
【チームナックス】の不仲説について
チームナックスの不仲説は、主に2004年に北海道から東京へ進出したあたりからファンの間で囁かれるようになったと言います。
それは、2012年のチームナックス・ニッポン公演『WARRIOR〜唄い続ける侍ロマン〜』の頃あたりまで言われていました。
ここでは、不仲説が言われるようになった理由を挙げてみたい思います。
1. 大泉洋が先に全国区の人気が出たこと
なんか俺んち定期的に『救命病棟24時』見とる気がする笑
— たっかー。 (@sentakukago01) January 11, 2016
大泉洋おもろすぎ笑 pic.twitter.com/sdTk3ALYKy
大泉さんは元々『水曜どうでしょう』などに出演していて北海道での人気や知名度は抜群にありましたが、2005年にドラマ『救命病棟24時』にレギュラー出演してからあっという間に全国区の人気を持つ俳優になりました。
チームナックスの他のメンバーも東京での仕事は増えて行きましたが、大泉さんほどの知名度や人気には至らず、焦る気持ちが出てきたそうです。
学生時代からの仲間が注目されることは嬉しいけれど、同時に嫉妬せずにはいられない心境だったと言います。
2012年に大泉さんが「探偵はBARにいる」で日本アカデミー賞にノミネートされた時に、安田さんは「悔しい、悔しい」と思いながらも気づいたら「大泉、がんばれ!」と応援していたそうです。
#金スマ スペシャル #TEAMNACS #安田顕 の、アカデミー賞話の時の、 #大泉洋 の表情で号泣。:゚(。ノω\。)゚・。 pic.twitter.com/vPKR3BDVkT
— 。cocoa*゚@コロナノバカ]・ω・´)ゞ (@cocoa_2010happy) March 24, 2018
これは、きっと同じ土俵で仕事をしているからこその心境だと思います。
2. 各々が経験を積んで、実力をつけてきたこと
チームナックスが東京で仕事をするようになり、個々の仕事も増えていきました。
それぞれの現場で実績を積み上げて、チームナックスの公演で顔を揃えると、やはり自分の経験で意見を出すことも多くなります。
メンバーがそれぞれ意見を出すことで対立をすることもあり、チームナックスのリーダーで脚本と演出を担当している森崎さんは苦労したらしいです。
そのことから、一時期森崎さんと他のメンバーとの間がかなり不仲だったそうです。
「思い返すと、この『HONOR〜』はNACSの名刺代わりになるような代表作を作ろうと思って書いたものなんですよね。ローカル劇団の我々が全国公演するにあたり、北海道からやってきましたというのが、一発で分かるようなお芝居にしたいなって。だから、北海道への思いをつらつらと書き綴ったのですが……これが1位になるとは。ちょっと意外でしたけど、素直に嬉しいです!」
当時を振り返り、森崎は「一番辛い思いをした公演ではありましたが、これほど自分を成長させてくれた作品もないんです」と話す。「辛かったというのは、メンバーとの間がかつてないぐらいギクシャクしたから。思い出すと吐きそうなんですが……(苦笑)」
ダヴィンチニュースより引用
3. 音尾琢真、「大泉洋の8割が嫌い」発言
ファンはダウンタウンとの絡みに歓喜!
— しらべぇ【公式】 (@sirabee_news) May 19, 2018
「大泉洋の8割が嫌い」 TEAM NACS・音尾琢真の止まらぬ愚痴に爆笑 | しらべぇhttps://t.co/OXCQ5JhiCj @sirabee_news #ダウンタウンなう #音尾琢真 #TEAMNACS pic.twitter.com/uOcT1WB36t
2018年5月、『ダウンタウンなう』に音尾さんが出演した際、「大泉さんの8割が嫌い」と暴露し、数々の不満をぶちまけて話題となりました。
番組の中で音尾さんは、
「大体、自分の手柄にしたがるんですよ」と笑わせた音尾。例えば、メンバー全員で出ている地元・北海道のローカル番組で、番組が用意した弁当があるにも関わらず、大泉だけ「せっかく帰ってきたんだから“スープカレー”を食べたい」とマネージャーにごねるという。結局大泉の要望通りみんなでスープカレー店へ。乗り気ではないメンバーを前に、「いいかお前ら! 俺のおかげでお前らはスープカレーを食べられるんだぞ」といちいち恩着せがましく言ってくるのだとか。
〜中略〜
音尾の不満は止まらず、「僕が仕事現場へ向かうときには自分で運転したり、電車やタクシーを使っているが、メンバーの中で大泉だけ事務所の車で送迎されている」と格差があることを明かし、「…やっぱり、なんていうんでしょうね、売上高が違うらしい」と一言。
クランクイン!より引用
しかし、音尾さんは「だけど2割は大好き」と付け加え、「好きな2割が本当に大きい」とアピールしていました。
嫌いだけど大好き、これは本当に嘘偽りのない本心でしょうね。
音尾さんはチームナックスでは最年少ということもあって、他の4人から色々いじられることも多く、思うところはきっとあるのかもしれないですね!
過去にはチームナックス5人で出演していたラジオで、音尾さんの誕生日のサプライズということで、他の4人が勝手に音尾さんの家に侵入して、音尾さんの私物である
カーテンに4人のサインを書いたもの
脱ぎ捨てていた音尾さんの下着
当時お気に入りだったCD
当時飼っていた猫の『裕次郎』
を誕生日プレゼントとして音尾さんにあげるという暴挙?をしていたのでした。
一歩間違えたら犯罪ですね、、
【チームナックス】解散について
TEAM NACS旗揚げ解散公演(つまり本公演一発目)の『LETTER』のチラシの写真撮った時のかと。ギリギリ全員学生、音様はまだ19歳じゃないかなw pic.twitter.com/pN7KbC98JL
— 3 月 の 雪【つ ら い 時 こ そ 笑 う ん だ】 (@ah_love_yuki) November 1, 2018
実はチームナックスは結成した経緯が、北海学園大学の演劇研究会に所属していた森崎さんと安田さんが卒業をするのにあたって、一度だけ記念で舞台をやろうと言ったことにあります。
そのため、森崎さんと安田さんが大学を卒業した時点で一度チームナックスは解散していたのです。
その公演のタイトルは『TEAM NACS解散公演・LETTER〜変わり続けるベクトルの障壁〜』です。
公演後、実際にチームナックスは解散しましたが、決して不仲だったりお互いのことが嫌いになって解散したわけではありませんでした。
しかし、森崎さんも安田さんも大学卒業後に就職したもののすぐに辞めてしまい、また演劇の道に戻ることになり、まだ大学生だった戸次さん・大泉さん・音尾さんと共にチームナックスを再結成して、現在までに至っています。
1. 解散しないために公演は3年に一度
元々、チームナックスは結成してから東京に進出するまでは毎年公演をしていました。
しかし、メンバーが多忙によりスケジュールを確保することが困難になってきたほか、毎年公演をする度にメンバー内で解散の危機を感じるくらいの衝突をすることが多くなってきたために、段々公演の間隔が空いてきて、現在では3年に一度となったのです。
舞台をやる度に喧嘩したり衝突して相手のことを嫌いになるくらいなら、間隔をあければその回数を減らせるので、その方がいいと思ったのでしょう。
これについて大泉さんは、解散したくないから公演の間隔を空けたと名言しています。
もう、解散してもおかしくないくらいのケンカなんていくらでもあったから。ある意味、お芝居を作るごとに(笑い)。ただ、それでも誰も”辞める”って言わなかった。もう身内っちゃ身内で。
〜中略〜
僕らは、とにかく長く続けたい。そのために編み出した方法が、数年に1回(笑い)。毎年やってたら、たぶん、解散しちゃうんじゃないかな?(笑い)。ただ、お客さんは待ってくれてるから、本当に申し訳ないんだけど。でも、これは長く続けるためなので、どうかご理解ください!!
週刊女性primeより引用
2. 実は解散する時は決まっている?
2016年に開催された、チームナックス結成20周年のイベント『TEAM NACS XX(twenty)』において、リーダーである森崎さんが「音尾が80歳になったらチームナックスは解散します!」と発表していたのでした。
リーダーの森崎は「今、40歳の音尾が80歳になったらTEAM NACSは解散しようと僕は思っています。それまで私たちを愛し続けてください!」とあと40年、活動を継続することを誓った。
オリコンニュースより引用
1976年生まれの音尾さんが80歳になるのは2056年なので、チームナックスは2056年までは活動するということになりますね。
しかし、この話はどうやらチーム内で決められたことではなく、森崎さんが勝手に言っていることだという一説もあります。
ファンとしてはいつまでも活動していて欲しいですよね!
3. 2056年のチームナックスの公演?
2008年にチームナックスは『TEAM NACS FILMS「N43°」』という映画のオムニバス作品を制作して公開しました。
その中で森崎さんは2056年のチームナックスを描いた『AFTER』という作品を作りました。
『AFTER』の中では、老人になったチームナックスが1998年に演じた『FEVER〜眺め続けた展望の行方〜』を再演しています。
1998年当時の映像とおじいちゃんナックスが交互に現されていて、ファンの間では泣ける作品として有名です。
ちなみにAFTERの劇中に登場するおじいちゃんナックスは、仲良くご飯を食べたりしていました。
嫌いで解散するというストーリーではないので、この未来が現実になることをファンの皆さんは願って止まないでしょう。
2009年にDVDとして発売されたため、購入できる手段は限られてしまいますが、もし興味を持った方がいたらオススメします!
まとめ
今回は、人気演劇集団「チームナックス」の不仲説、解散についてお話ししました。
過去にはメンバー間でギクシャクしたことも、お互いの存在に嫌いになったり葛藤したりすることもありましたが、それでも20年以上劇団は続いていることがわかりました。
こちらは2020年9月に安田さんが投稿したインスタです。
アラフィフのおじさんたちがディスタンスなしで楽しそうにしている様子を見ると、解散も不仲説もどこ吹く風というイメージしかないですね!
嫌いな相手とこんなに笑ってわちゃわちゃできるわけもないでしょう。
ギクシャクしながらも舞台を作り上げていた頃から、上の写真のような関係になった要因の一つとしては、
5人が全員お父さんになったことが大きいと思います。
バラエティに5人で出演している時や舞台公演のカーテンコールではお互いの子供の話で盛り上がったりする場面もよく見られます。
北海道から東京へ進出して変わったチームナックス5人の関係性が、人の親になることでまた違った関係性となりました。
もちろん、3年に一度舞台を作り上げる時にはまた喧嘩をしたり相手のことを嫌いになったりすることがあるかもしれません。
しかし、これはチームナックスの5人全員がその時にできるベストを尽くしてお客さんに最高のものを届けようという思いが一致した結果だと思います。
これからもまた変わるであろう5人の関係性がまた楽しみですね!
きっとまた素敵な関係になるのではと期待したいです。
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