『ストロベリーナイト』は誉田哲也氏の累計400万部突破の超人気警察小説『姫川玲子』シリーズ（2020年9月現在9冊発行）が原作のドラマ。
2010年に竹内結子主演でスペシャルドラマとして放送され、その後連続ドラマ化、映画化され、2019年には二階堂ふみ・亀梨和也W主演で再び連続ドラマ化され注目されたものの、2021年まで地上波でなかなか再放送がされない…その理由とは！？
ストロベリーナイト再放送なぜない？
ドラマ化され高視聴率を得ながら惜しまれつつも2013年に幕を下ろした『ストロベリーナイト』。
続編を希望する声も多かったのにもかかわらず、6年の時を経てなぜキャストを一新し『ストロベリーナイト・サーガ』として地上波に帰ってきたのか…
新ドラマの放送が決まると、宣伝の意味も込めて関連するドラマの再放送の枠が大方は取られるのですが『ストロベリーナイト・サーガ』の前身である『ストロベリーナイト』は再放送されませんでした。現段階でも予定はされていません。(2020年12月24日現在)
再放送されず、キャスト一新で新たなスタートを切らざるを得なかった最大の要因は姫川班として登場し活躍する葉山則之役だった俳優・小出恵介の不祥事です。
2017年6月に未成年女性との関係が週刊誌に報じられ、無期限活動停止になるも、今年8月に活動再開を発表。制約がありつつも騒動、空白の3年間について婦人公論の記事内で語っています。
最近ではこのような出演者の不祥事によって、スポンサーとの契約(大人の事情)や視聴者への配慮によりその作品が日の目をみられなくなるケースがとても多いです。
本当に悲しいことですが、まさに『ストロベリーナイト』もその一つ。また、前作のキャスト陣続投での撮影が叶わなかった理由の一つに、監察医・国奥定之助役を好演した俳優・津川雅彦が2018年に他界したことも挙げられます。
『ストロベリーナイト』あらすじ
主人公である警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子はノンキャリアながら自身の刑事としての信念を貫き、若くして警部補に昇進。
その姫川が率いる捜査一課・姫川班が挑む数々の難事件を軸に警察官同士の確執などリアルな警察内部を描写したストーリーが展開されていきます。
また、姫川は暴行事件の被害者としての辛い過去を持ち、その過去との葛藤や複雑に絡み合う様々な登場人物との関係により、姫川自身の心の変化も細かく描かれていきます。
ストロベリーナイト登場人物
◆主人公・姫川玲子(ひめかわれいこ)
類まれな直観力と行動力により、若くして警部補へ昇進。捜査一課・姫川班のリーダー。暴行事件の被害者という辛い過去を持っている。
◆菊田和男(きくたかずお)
姫川班・巡査部長。生真面目で寡黙ながらも内面には熱い正義感を持っており、年下ながら上司の姫川を尊敬しつつ淡い想いを抱いている。
◆大塚真二(おおつかしんじ)
姫川班では最年少の巡査。初めての年下の部下でもあり姫川も目にかけていた。姫川のことを心から尊敬しているが為に、事件の真相に迫る事実を掴み、身に危険が及んでしまう。
◆石倉保(いしくらたもつ)
姫川班・最年長の巡査部長。見た目は穏やかでも熱い刑事魂を持ち、器が大きくベテランとしての風格を持ちつつ班の和を保ち、姫川の信頼も厚い。
◆湯田康平(ゆだこうへい)
姫川班・巡査。姫川から「コーヘイ」と呼ばれており、明るい性格で班のムードメーカー的存在。菊田を気遣う。
◆葉山則之(はやまのりゆき)
大塚の後任として配属されるキャリアの浅い巡査長。愛称は「ノリ」。着眼点の鋭さ、刑事的センスを見込まれ、姫川の天敵・ガンテツ(勝俣健作)に引き抜かれてしまう。
◆勝俣健作(かつまたけんさく)
捜査一課・警部補。元公安で常に陰で怪しく動き、必要であれば手段を選ばない姫川の天敵。通称ガンテツ。
◆日下守(くさかまもる)
捜査一課・警部補。姫川のもうひとりの天敵。冷静沈着で論理的捜査を貫いている為、直感で行動する姫川とは捜査上での衝突が多い。
◆今泉春男(いまいずみはるお)
警視庁捜査一課殺人犯捜査十係・係長。姫川の上司であり良き理解者。姫川が行動しやすい様、管理官・橋爪の説得にあたるなど何かとサポートしてくれる頼もしい上司。
◆国奥定之助(くにおくさだのすけ)
監察医。おじいちゃんキャラで姫川とは旧知の仲。常に姫川を温かく見守る良き理解者。
◆井岡博満(いおかひろみつ)
なぜか姫川が関わる捜査本部によく現れ、隙あらば姫川にすり寄ってくる関西弁風の言葉づかいが特徴のお調子者だけど憎めないキャラクター。
◆橋爪俊介(はしづめしゅんすけ)
警視庁捜査一課管理官。女性でありながら若くして班長にまでなった姫川を快く思っていない。
◆牧田勲(まきたいさお)
暴力団龍崎組の構成員。事件を通して姫川と惹かれ合う。姫川班の存続を左右する人物。
新旧ストロベリーナイト比較
『ストロベリーナイト』は原作小説の姫川玲子シリーズ第一作ある『ストロベリーナイト』をはじめ、死体なき殺人事件の真相を暴く『ソウルゲイジ』、暴力団抗争が絡んだ惨殺事件に迫る『インビジブルレイン』の他『シンメトリー』『感染遊戯』をベースに展開。
『ストロベリーナイト・サーガ』は上記の『ストロベリーナイト』『ソウルケイジ』『インビジブルレイン』の他に、初の映像化となる青い仮面の猟奇的殺人鬼を追う『ブルーマーダー』が盛り込まれた展開となっています。
ストロベリーナイトシリーズやっぱりみたい！
年内の『ストロベリーナイト』『ストロベリーナイト・サーガ』地上波での再放送の予定（2020年12月24日現在）は残念ながらありませんが、FODやTUTAYAなどでドラマ・映画が配信・DVDのレンタルか購入が可能です。どうしても御覧になりたい方は下記一覧を参考に是非ご活用ください！
引用：FOD
TUTAYAではDVDのレンタルが可能です。
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まとめ
ドラマ『ストロベリーナイト』の再放送が2021年でもされない理由は、出演している俳優・小出恵介による不祥事があった為でした。
スポンサーや視聴者に不快な思いをさせてしまうと言うことで、他の役者さん、製作スタッフには全く関係のないことで作品が誰の目にも触れられず埋もれてしまっていくことは本当に残念で悲しいことです。
ですが、彼が昨年8月に俳優業へ復帰を果たしたことで、今後の再放送の可能性が高まったことに是非期待したいです！
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