今回、ドラマ初主演となる松岡茉優さんが、モノにも恋にも一途な“清貧女子”を演じた、TBS系『おカネの切れ目が恋のはじまり』略して『カネ恋』。重要な役だった共演の三浦春馬さんの突然の訃報を受けて急遽、脚本を修正し、全8話から4話完結に…。一体どのようなラストを迎えるのか気になった方は多いはず!そこで、10月6日に放送された最終回で何が起きたのかを一挙公開します!!
※以下、ネタバレを含んだ内容となっておりますので、あらかじめご了承ください。
第4話のあらすじ
第3話のラスト。早乙女(三浦翔平)のスキャンダルに加えて、失恋したショックで打ちひしがれる玲子(松岡茉優)を優しく慰める慶太(三浦春馬)。雷が鳴った瞬間に2人は急接近し、玲子は、慶太から突然キスをされてしまうのです!!
急速に縮まった2人の距離に動揺を隠せない玲子と慶太。
翌朝、なぜか慶太は民宿から姿を消し、会社も無断欠勤します。
そんな中、玲子は母親の留守中に家で、自分が“清貧女子”となった原因である”父親”に関係するあるものを見つけてしまい…そして玲子は、疎遠になっている父親と向き合い、過去の自分と”けじめ”をつける旅に出ることを決意するのでした。
旅に同行するのは慶太のおもちゃロボット・猿彦。玲子の様子が心配でやってきた板垣(北村匠海)も合流し、父親・桃田保男(石丸幹二)をやっと見つけ出して、15年ぶりの再会を果たします。
お互いが、お互いの人生を台無しにしてしまったことへの罪悪感を抱き続けていたことを知り、玲子は自分の父親への気持ちを優しく伝えることができたのでした。
旅を終えて帰宅した玲子でしたが、民宿に慶太の姿はないままでした。旅のことや今までの出来事に想いを馳せ、慶太への感情が特別だと確信する玲子。
慶太への想いを口にしながらギュッとおもちゃロボット・猿彦を抱きしめ、そのまま眠りについてしまいます。
ラストは翌朝、目が覚めると玄関の扉がガラッと開き、入ってきた人物に対して優しく微笑む玲子の表情のアップで締めくくられます。
様々な想いが盛り込まれた最終回
今年7月18日に逝去した三浦春馬さん。実は亡くなる前日まで、このドラマの撮影に参加しており、第3話分までは収録が終わっていました。
ですから、これから2人の恋が動き出すだろう展開の3話以降に慶太こと、三浦さんが不在となってしまったことに、キャスト、製作スタッフ、このドラマに関わる全ての人が大きなショックとやり場のない気持ちを抱えたことでしょう。
特に、今回が初主演だった松岡茉優さんも主役と言うプレッシャーがあっただろう中での衝撃で撮影の継続は精神的にもかなりきつかったのではないかと想像されます。
対応に迫られた製作側や事務所などの間では何度もドラマの今後について継続か中止か協議されていました。代役を立てての撮影継続と言う話も出ましたが、”三浦さんのドラマを見たい!”と言う多くの声に後押しされる形で全8話の脚本を修正し、4話完結と言う形が選択されました。
最終回、冒頭で布団にくるまり想いにふけるシーンを最後に慶太(三浦春馬)の姿は出てきません。
あとは今までの映像が回想シーンとして随所にちりばめられており、慶太の行動やセリフ一つ一つに登場人物たちが答えていくような形で話が進んでいきました。
そして、三浦さんの存在を感じさせる演出もいくつかあり、SNSでも沢山の三浦さんの早すぎる逝去を惜しむ声と共に称賛の声が上がっていました。
また、主演の松岡さんは自身のインスタグラムで最終回を迎えた感想を次のように綴っています。
ドラマは今日でおわりますが2人の物語はこれからもきっとあり続けるのだと思います。
2人の今日はどんなかな?って私もたまに考えます。
寒い日はすっかり寒くなったねって2人で話してるかな、とか
物語は途中で終わったわけではなく未完のままというわけでもないドラマとしてみんなで走りきれたと私は思ってます。
みなさま本当にありがとうございました。
引用:mayu_matsuoka_koushiki
ドラマと違う最終回がある!?
コロナ禍、出演者の突然の訃報が不幸にも重なってしまい、本来の形でのドラマ放送が叶わなかった『カネ恋』。
ですが、10月20にKADOKAWAより『シナリオブック』が発刊されます。
TBSishop、楽天ブックス、Amazonや各書店などで購入できますが、10月10日現在で既に予約受付終了の書店もあり、予約できても郵送が発売日以降のケースもあるようです。
こちらの、”まえがき”にはプロデューサー・東仲恵吾さん、”あとがき”には脚本家・大島里美さんの原稿が掲載されています。
『カネ恋』は、原作なしの大島里美さんによる完全オリジナルストーリーなので、放送されるはずだったストーリーが掲載されているのか?どんな想いで作品に携わったのか、その心境が書かれているのか?など、シナリオブックの内容がとても気になってしかたありません!!
また、9月15日のドラマ初回放送後より、漫画家・青星早奈さんによる同名の電子コミックとしてコミックシーモアにて絶賛配信中です。ドラマが原作となっていますが、こちらはどうのようなラストを迎えるのか、これもまた気になります!
シナリオブック、漫画、どちらも気になる方は是非お手に取ってみて下さい!
見逃し配信を無料で見る方法!
『カネ恋』全4話が無料で見られるのは『Paravi(パラビ)』だけ!
新規申込み初回に限り、今なら2週間無料で視聴ができ、期間中であれば料金は発生せずに解約もできます。※一部料金が発生するサービスもあるので、必ず事前にご確認ください。
見逃した方も、もう一度見たい方も登録がまだの方は、是非お試しください!
また、DVDとBlu-rayが、2021年3月5日に発売されることを記念し、抽選で20名にDVDプレゼントの応募が10月13日火曜23時59分まで『カネ恋』公式HPにて受付中!
締切間近なのでお早めに!!
『カネ恋』最終回まとめ
- 大まかな話の流れは、玲子(松岡茉優)が父親を探す旅に出て、父親との過去にけじめをつける話を中心に姿を見せない慶太への想いが特別だと玲子が気付くと言う内容。
- 慶太(三浦春馬)の登場は冒頭の1カットのみで、あとは今までの回想シーンでした。
- 話の随所で登場人物たちが慶太(三浦春馬)への想いを口にしていたり、三浦さんを感じる演出が多数ありました。
- 番組の最後には万遍の笑顔の慶太の映像と共にキャスト・スタッフの三浦さんへのメッセージが表示されました。
作品に関わる全てのキャスト、スタッフ、そして三浦春馬さん自身も、このような結末を迎えるとは誰ひとり想像していなかったと思います。
様々な意見が出る中で、最終回まで頑張り続けてくださった皆さんの仕事に対する姿勢と人を想う愛がとても素晴らしくて、なんだか改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
話の内容も、人やモノ、自分自身と向き合う時間が増えた今だからこそ、登場人物たちの価値観や”ほころび”に共感し、胸に刺さるセリフが多かったように感じました。
本当に何度も、何度でも見返したい作品です。
コメント