呪術高等専門学校京都校2年究極メカ丸(アルティメットメカマル)こと与幸吉。
東京校との交流会にてロボット姿で登場し驚きを見せました。
メカ丸を通して繰り出される術式の仕組みとは?
交流会では東京校2年パンダとの戦闘で呪骸と言われることに苛立ちを見せます。
その真意とは?
与幸吉の術式・強さについて徹底解説していきます!
※ここからはネタバレを含みます!
与幸吉の術式”傀儡操術”
呪術高専京都校2年究極メカ丸(アルティメットメカマル)の正体、与幸吉(むたこうきち)の術式”傀儡操術”(かいらいそうじゅつ)。
名の通り、傀儡(くぐつ)を操作する術式です。
傀儡は掌サイズから巨人のサイズまで様々。
人間サイズのメカ丸が姉妹校交流会で初登場しました。
個人戦では東京校2年のパンダと一騎討ちに。
パンダの発言から、傀儡の操作は本体との範囲が限られることがわかります。
ただし、与幸吉は天与呪縛の持ち主。
高専生2年にして準1級術師という強さ。
ただの傀儡操術の持ち主ではありません。
天与呪縛による力
天与呪縛とは生まれながら肉体に強制された”縛り”。
与は、生まれつき右腕と膝から下の肉体がない。
腰から下の感覚は無く、肌は月明かりに焼かれるほど脆く、常に全身の毛穴から針を刺されたように痛む。
動けない体の代償として、広大な術式範囲と実力以上の呪力出力を与えられた。
与幸吉の傀儡の操作範囲は日本全土に及ぶ。
傀儡”究極メカ丸”
不自由な体から実力以上の呪力出力とは?
可能にしているのが傀儡”究極メカ丸”。
傀儡操術とは、傀儡を操るのみならず傀儡からの攻撃も可能です。
与の傀儡は戦闘においてからくりのような形態変化の攻撃が印象的です。
絶技抉剔
近接攻撃、絶技抉剔(ウルトラスピン)。
刀源解放(ソードオプション)と推力加算(ブーストオン)の合わせ技で、威力は軽々と木を抉るほど。
刀源解放には、防御の剣山盾(ウルトラシールド)も存在します。
大祓砲
遠距離攻撃、大祓砲(ウルトラキャノン)。
攻撃範囲も広く、受ける際には呪力で全身を守らないと大ダメージを喰らってしまうでしょう。
三重大祓砲
三重大祓砲(アルティメットキャノン)。
大祓砲のように手のひらから出されるものではなく、砲呪強化形態(モード・アルバトロス)の形態変化を用いて口の銃口から発射される。
目の前の障害物のみならず、地面をも抉るほどの威力と範囲。
まともに喰らってしまえば、立っているのは困難になりそうです。
絶対形態
メカ丸自体も一種類ではありません。
傀儡は交流会で見せた、いわば人間サイズのメカ丸とは大きく異なり、特級呪霊真人との戦闘で見せた究極メカ丸絶対形態(アルティメットメカマル モード・アブソリュート)も存在します。
もはや傀儡というより、ガンダムやエヴァンゲリオンに近いですね。
与は特級呪霊 真人や呪詛師 夏油傑に内通者として高専の情報を流していました。
その引き換えに真人と縛りを結び、真人の術式”無為転変”により自由に動ける体を手に入れました。
究極メカ丸絶対形態は与自身が頭部の操縦席に乗り込み戦います。
ただし、体の自由を手に入れた与には天与呪縛の効果が消滅したように読み取れます。
究極メカ丸絶対形態に用いる呪力出力は、天与呪縛によって縛られた年月から得た呪力という制限がありました。
呪力出力が大きいほど、年月消費も大きくなります。
大祓砲
体が大きい分、人間サイズのメカ丸と攻撃威力が異なります。
攻撃には、年月1年を消費。
二重大祓砲
二重大祓砲(ミラクルキャノン)。
大祓砲を両手の掌から同時放出。
年月消費は2年。
追尾弾〜五重奏〜
追尾弾〜五重奏〜(ピジョン〜ヴィオラ〜)。
飛行する相手も追尾可能、広範囲攻撃。
年月消費5年の大技。
術式装填
術式装填についての詳しい仕組みは作中で説明されていません。
『装填』という言葉は中に詰め込むことを意味します。
与は真人の魂に直接ダメージを与えられる、術式を詰め込めんだ注射針のようなものを用意していました。
呪力でできた呪霊の体を壊すだけでは、再生も容易。
与は真人を相手に、呪力出力を基本とした大技だけを用意していたわけではありません。
日本全土に及ぶ操術の力。
与は様々な傀儡を用いてずっと真人を見ていたのでしょう。
簡易領域
術式装填の攻撃を真人に当てるも、真人の領域展開内に閉じ込められてしまう。
しかし、与も”シン・陰流”『簡易領域』を発動。
簡易領域とは平安時代蘆屋貞綱によって考案された、領域から身を守るための弱者の”領域”。
ただし、この領域は一門相伝。
故意にその技術を門外へ伝えることは縛りで禁止されている。
外の人間と関わりが薄かったであろう与が門生とは考えにくいです。
しかし、京都校の同級生に”シン・陰流”の使い手三輪霞がいます。
傀儡を通して与は、三輪の領域をずっと視ていました。
領域内は真人の無為転変も必中攻撃となり、普通ならば取り込まれてしまった時点で詰み。
ただ、与も真人が領域展開できることを知らなかったわけではない。
簡易領域は、与の奥の手でした。
しかし、一門相伝とされる簡易領域を見様見真似で正しく発動できたのかは曖昧に終わりました。
真人は、自ら体を爆発させ領域を解き隙を作って与を追い込みました。
力及ばず与幸吉は真人に破れます。
発動条件を限定させた傀儡
与は、渋谷事変にて真人戦で自分の死の保険として掌サイズの傀儡を仕込んでいました。
真人らと元より繋がりがあった与は、五条悟の封印を見越していたのです。
しかし、死後に発動させる傀儡からか高度な保険と発言しています。
傀儡の発動条件は”五条悟封印後”に限定せざるを得なかった、と。
そして傀儡の発動をより確実なものにするためにも3つ程しか残せませんでした。
何よりこの傀儡の凄い点は録音音声ではないということ。
言うなれば、与幸吉のAI(人工知能)。
渋谷事変では、真人らの行動を監視するために配置した別の傀儡と視覚を共有して虎杖に伝えることを可能にしているのです。
そして戦略を立てながら虎杖の先頭をサポートして行きます。
まとめ
京都校2年究極メカ丸(アルティメットメカマル)こと与幸吉の術式は”傀儡操術”。
- ”生まれつき肉体に強制された縛り”=天与呪縛と引き換えに広大な術式範囲と実力以上の呪力出力を与えられた。
- 与幸吉の傀儡操術の範囲は日本全土に及ぶ。
- メカ丸は形態の変化によって繰りだす技に違いがある
- 術式装填を使える
- 簡易領域を習得しているかもしれない
- 渋谷事変では死後にも術式を発動している
内通者として一時は呪詛師側に寝返ってしまったにかと思われましたが、渋谷事変では大きな活躍を見せました。
特級呪霊”真人”との戦闘では残念ながら命を落としてしまいますが、そこまでの経緯もとても感動的なものです。
術式の強さのみならず、天与呪縛を受けたものとしての生き様がかっこよく儚いキャラクターでした!
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