タイガー&バニーとは2011年4月から9月まで全25話で放映されていたサンライズ制作のアニメーションです。
当時のアニメとしては非常に画期的な設定の作品で、キャラクター、ストーリー共に大変評価の高い「タイバニ」は、魅力的なキャラクター達と熱いストーリーは、現在も多くのファンに支持され続けています。
放送終了後
2012年「TIGER&BUNNY‐The Beginning-」
2014年「TIGER & BUNNY -The Rising-」
と2度、劇場版が放映されました。そしてついに続編の制作が発表されました!
2022年タイガー&バニー2がはじまる前に、ぜひタイバニ視聴をおすすめします!
こちらでは、TVシリーズと劇場版までのヒーローたちの能力と主要キャラクターをまとめました。
- 【タイガー&バニー】のこれまでのあらすじ(注:ネタバレあり)
- 【タイガー&バニー】のヒーローたちの能力と主要キャラクター(注:ネタバレあり)
- 鏑木・T・虎徹/ワイルドタイガー CV:平田広明
- バーナビー・ブルックスjr CV:森田成一
- カリーナ・ライル/ブルーローズ CV:寿美菜子
- ホァン・パオリン/ドラゴンキッド CV:伊瀬茉莉也
- キース・グッドマン/スカイハイ CV:井上剛
- ネイサン・シーモア/ファイヤーエンブレム CV:津田健二郎
- イワン・カレリン/折紙サイクロン CV:岡本信彦
- アントニオ・ロペス/ロックバイソン CV:楠大典
- ユーリ・ペトロフ/ルナティック CV:遊佐浩二
- ライアン・ゴールドスミス/ゴールデンライアン CV:中村悠一
- 鏑木 楓 CV:日高里菜
- マーベリック CV: 福田信昭
- アニエス・ジュベール CV:甲斐田裕子
- 斎藤さん CV:岩崎ひろし
- タイガー&バニーの魅力とは
【タイガー&バニー】のこれまでのあらすじ(注:ネタバレあり)
NEXTと呼ばれる超能力者が生まれるようになった世界、近未来都市のシュテルンビルトではNEXTがヒーローとして活躍していました。8人のヒーローはスポンサー企業のロゴを背負い、「HERO TV」という生中継の番組内で、悪党を捕まえポイントを獲得、そのシーズンのチャンピオンを競い合います。
企業に雇用されるサラリーマンのようなポジションのヒーロー達は、それぞれの生い立ちや過去、社会的立場、負い目など様々な悩みを抱えながら、時に敵対し、時に手を取りあって、悪党に立ち向かっていく痛快バディーアクションです。
最初のうちはそりの合わなかったワイルドタイガーとバーナビーも、共にヒーローとして活動していく中でお互いの信念や生い立ちを知り、心を開いていきます。シリーズ折り返し地点での敵、ジェイク(CV:藤原啓治)を倒してからは、お互い背中を預けて戦える信頼関係を築いていきます。
後半は、バーナビーの仇敵を追い詰めるストーリーがメインとなります。悪の組織ウロボロスの謎に迫るタイガー&バーナビー、絶好調に見えたコンビでしたが、タイガーは能力の減退がはじまり、それを周りに隠しながらヒーローを続けていました。まさかの裏切りもあり、一度は離ればなれになったヒーロー達ですが、TVシリーズの最終回には、バーナービーの仇をヒーロー全員が命がけで打ち倒し、大団円となります。
能力の減退により、ヒーロー稼業に感じていたタイガーは、一度はヒーローを引退するものの、2軍のヒーローとして返り咲きます。そして同じくヒーローから退いていたバーナビーも合流し、再びヒーローとして立ち上がりました。
エンディングでは、シュテルンビルト1ドルの紙幣が風に飛ばされて水たまりに落ちると、透かしの部分にウロボロスの模様が浮かび上がり、意味深なラストで終わります。
2012年の劇場版 TIGER&BUNNY‐The Beginning では、結成間もない頃のタイガー&バニーが初めてのバディープレーで、遊園地に逃げ込んだ指名手配犯ロビン・バクスター(CV:山口勝平)を追い詰めるストーリーでした。
2014年の劇場版「TIGER & BUNNY -The Rising-」は、TVシリーズのその後のストーリです。1軍で華々しく活躍するバーナビーと、アポロンメディアの社長交代で、解散の危機を迎えている2軍のヒーローとタイガーたち。バーナビーは新たな相棒としてゴールデンライアン(CV:中村悠一)とコンビを組んで活動していました。
個人的恨みを晴らすために街を破壊するNEXTを止めるため、ヒーローたちが協力して戦い、そしてタイガー&バニーの連携技でとどめをさし、犯人を確保します。
能力の減退で1軍から退いていたタイガーは街中の人からのエールを受けて、再びタイガー&バニーを結成し1軍として復帰することになります。
シーズン2ではこの先のストーリーが描かれていきます。
【タイガー&バニー】のヒーローたちの能力と主要キャラクター(注:ネタバレあり)
ヒーローたちとその能力、主要人物とキャストをご紹介します。
鏑木・T・虎徹/ワイルドタイガー CV:平田広明
能力:ハンドレットパワー(5分間パワーが通常の100倍になる)
ヒーロースーツでない時も、左腕の腕時計からワイヤーを射出し高いところに上ったりもできます。ヒーロースーツには、両手首にワイヤーが装備されており、ワイヤーを駆使してビル間の移動をしたりともできます。戦闘スタイルは拳で勝負、武器などは使いません。
初回から、長年契約してきた専属企業から解雇され、あらたな会社にニューヒーローの引き立て役として雇用される事に。早くに妻を亡くし、故郷に残してきた愛娘にも正体を隠して、おじさんと馬鹿にされながらも、人々のため懸命にベテランヒーローとして活躍します。しかし一方でいつも空回りしては街を破壊してしまい、多額賠償金に悩まされています。「正義の壊し屋」とも呼ばれています。
TVシリーズのスポンサーはSoftbank、LOTTE、SHFigarts
決め台詞は「ワイルドに吠えるぜ!」
TVシリーズ後半では能力の減退がはじまり、能力のリミットである5分間という時間もどんどん短くなってしまいます。最終話で敵を撃破した後、能力減退を理由にヒーローを退き故郷に帰っていましたが、愛娘の一言で2軍ヒーローとして復活しました。
いつも人のために奔走するヒーローとしての姿は、市民にもとても愛されています。
バーナビー・ブルックスjr CV:森田成一
能力:ハンドレットパワー(5分間パワーが通常の100倍になる)
主に蹴り技戦います。よく跳ねるのと、ヒーロースーツのメットが耳のように長いデザインからウサギのようだと、虎徹に「バニー」と呼ばれ「僕はバニーじゃない!バーナビーだ!!」と怒っていました。
幼い頃火事で両親を亡くした過去を持つイケメン青年。その犯人を探すためにヒーローとなりました。作中では、唯一素性を隠さないヒーローなので、その容姿とクールな性格に加え、ヒーローとしての実力の高さからたくさんのファンがつき、行く先々でもファンに囲まれています。暗い過去のため、あまり他人を信用しない節があり最初のうちはツンツンしていますが、虎徹をはじめ、他のヒーロー達との関わりで、少しずつ心を開いてくれます。
TVシリーズのスポンサーはBANDAI、amason.co.jp、Crusada
決め台詞は特にありませんが、強いて言うなら「行きますよ、おじさん」
カリーナ・ライル/ブルーローズ CV:寿美菜子
能力:氷を操る
水を凍らせることができます。ウォーターガンを装備しています。敵に水を浴びせ凍らせるほか、家事現場での救助活動では大活躍していました。攻撃はもちろん防御にも氷を用います。滑り台をつくったり、足場として氷を生み出したり移動手段としても使っています。
両親と暮らす高校生。アイドルヒーローとして活躍しており、ボディコンシャスな衣装と女王様キャラから熱狂的ファンが大勢います。事件現場にはセクシーにバイクで乗り付け、逃げる時は「キューティーエスケープ」で華麗に撤退します。
音楽活動をやるためヒーローをやっているので、人助けをするヒーローとしての信念に欠けていましたが、虎徹との関わりの中で、次第に自覚が芽生えヒーローとアイドルの両立を図れるよう活動するようになります。そして虎徹が気になる存在になっていきます。
スポンサーはシリーズ通してpepsi
決め台詞は「私の氷はちょっぴりコールド、あなたの悪事を完全ホールド!」
ホァン・パオリン/ドラゴンキッド CV:伊瀬茉莉也
能力:電撃を操る
棍棒をもって戦います。もともと戦闘能力が高いのに加え、電撃を放出し攻撃します。機械系を破壊するのも得意としています。
遠い国から最年少ヒーローとして、1人親元を離れてシュテルンビルトにやってきた14歳の少女。カンフーマスターなので能力なしでも十分に強いです。一人称は「僕」。ボーイッシュである事をまわりに指摘されて、一度は親からもらった花の髪飾りにワンピースを身につけ、可愛らしさを発揮したりもしましたが、劇場版ではさらにショートカットになりボーイッシュさに磨きがかかっていました。
TVシリーズのスポンサーはCalbee、DMM.com、DAM
決め台詞は「サァッ!」
キース・グッドマン/スカイハイ CV:井上剛
能力:風を操る
背中にジェットパックを装備しており、そこから発生する風を操ることで空を飛びます。ヒーローの中で唯一の飛行能力を持ちます。竜巻を起こして攻撃もしますが、基本的にダントツの移動能力を駆使して犯人確保や市民の救出活動をします。
超天然のヒーロー。バーナビーが来るまでは常にKOH(キングオブヒーロー)でした。ヴィジュアルは、某ハリウッド俳優にそっくりで、MA1に身を包み、愛犬ジョンと走り回っています。天然ゆえの悩みもありますが、基本的にただのとてもいい人。
TVシリーズのスポンサーはTAMSHI NATIONS、USTREAM
決め台詞は「ありがとう!そして、ありがとう!」など、よく同じことを2回言います。
ネイサン・シーモア/ファイヤーエンブレム CV:津田健二郎
能力:炎を操る
炎を操ることで犯人を追い詰めます。ヒーローの仕事はあくまで犯人確保なので、人間相手の直接攻撃にあまり炎を使いません。
自身が社長を務める企業のヒーローとして活躍するピンクの坊主がステキなオネエ。アントニオのお尻をよく触っています。TVシリーズでは一流企業の社長として、また女子ヒーローの頼れるお姉さんとしての姿しか見られませんでしたが、劇場版ではセクシャリティゆえの悩みが細かく描かれています。キレると雄々しい雄叫びをあげます。
TVシリーズのスポンサーはFMV、animate
決め台詞は「ファイヤーー!」
イワン・カレリン/折紙サイクロン CV:岡本信彦
能力:擬態
何にでも擬態することができますが、見た目だけで能力や記憶のコピーはできません。人間だけでなく、壁に貼られたポスターなどにも変身することができます。背中にしょった手裏剣は、後半戦では攻撃や、上に乗って移動にも用いられました。忍者かぶれなので、普通の手裏剣やくない、刀など武器は豊富に持っています。
バーナビーと同じアカデミー上がりのヒーロー。白皙の美少年のような風貌に反し忍者オタクで、ヒーローとしての華々しい活躍より、ほかヒーローの画面に見切れる事で、背負ったたくさんのスポンサーロゴをアピールする事に専念しています。アカデミー時代に起きた事件の為、自分がヒーローには向いてないと悩んでいましたが、タイガーのおかげで吹っ切れてからは、擬態の能力と背負った手裏剣を活かした攻撃など、バトルシーンでの活躍も見られるようになりました。
TVシリーズのスポンサーは.ANIME(後のBVC)、14話から高須クリニック、livedoor、ナムキャラ応援団
決め台詞?は「今日も見切れるでござるよ!」
アントニオ・ロペス/ロックバイソン CV:楠大典
能力:肉体硬化
硬くなるという性質上、攻撃より防御に向いた能力です。ヒーロースーツも重厚なデザインの為機動力が弱く、本人はあまり好きではないようですが、現場まではトレーラーの砲台から発射されて向かいます。
虎徹と学生時代からの友人で、酒を飲み交わす仲。体が鋼鉄のように硬くなる能力ですが、なかなかヒーローとしての活躍には活かせず、悪戦苦闘しています。大柄で強面のわりに、純情で憎めない性格です。ヒーローネームにバイソン(牛)が入ることから、セリフに「うっし」とジョークが混じったりとお茶目な一面もよく見られます。アニエスさんが好き。
TVシリーズのスポンサーは、牛角
決め台詞は特になく、そのため迷走したりもします。
ユーリ・ペトロフ/ルナティック CV:遊佐浩二
能力:青い炎を操る
能力の原理はよくわかっていませんが、ファイヤーエンブレムの炎よりも時に高温となります。対象に火をつけると、燃え尽きるまで消えません。炎の力を利用して、空を飛んでいます。
ヒーローではなく本来は人を裁く司法局に務める裁判官であり、ヒーロー管理官という立場です。
しかし、正体を隠してルナティックとしてアンチヒーロー的活動をしています。司法の手では裁けない罪人や、重罪を犯しておきながらのさばっている悪党を、自らの手で鉄槌を下し処刑しています。虎徹には「顔にグローブついてんぞ」と言われた、目を見開いたデザインのちょっと怖い顔のマスクをしています。
バックボーンには、ヒーロー界のレジェンドである実の父親の不正や暴力などがあり、彼自身もその父親を能力によって殺めてしまったという暗い過去の持ち主。
ヒーローの信念を欺瞞として、タイガーとは因縁の関係にあります。
決め台詞は「タナトスの声を聴け」
おまけですが、グッズやノベルティなどの転売行為を生業としている転売屋に対し、タイバニファンはフリマサイトなどで通報を繰り返し、転売行為を牽制してきました。この事をファンの間では「タナトスと声を聞け」と言っていました。
ライアン・ゴールドスミス/ゴールデンライアン CV:中村悠一
能力:重力を操る
「ドッドーン!」という掛け声で、両手を地面についてその場の重力を操ります。範囲やその形も思いのまま、状況によって臨機応変に使い分け、犯人確保や倒壊するビルからの救助活動で活躍しました。
劇場版The Risinng で登場するヒーロー、ゴールデンライアンです。自信と誇り高い超絶俺様キャラであるライアンは、実力も伴ったヒーローです。アポロンメディアの新たなCEOにスカウトされ、ワイルドタイガーの後釜としてバーナビーとコンビを組むことになります。
若手の2人は、真逆に見えるようでなかなかに連携の取れた動きで救助や犯人の捕獲をスムーズに行います。ちょっと気難しそうに見えますが、実はとてもいい人で、Rising終盤で、タイガー&バニー復活の仲介役的ポジションをしてくれます。ラストは大陸の向こうの大富豪からスカウトされたと、シュテルンビルトを後にします。
鏑木 楓 CV:日高里菜
能力:NEXTの能力をコピーする
触れた相手のNEXTの能力をコピーします。本人の意思にはよらず、勝手にコピーされてしまうので、次に触れた相手の能力で自動的に上書きされてしまいます。
虎徹の愛娘として、序盤から登場します。虎徹がワイルドタイガーである事は知りません。バーナビーにピンチを救われてから大ファンになります。TVシリーズ終盤でNEXTの能力に目覚め、そのおかげでヒーローたちはピンチから救われました。
ヒーローを引退して故郷のオリエンタルタウンでゴロゴロしていた父親の虎徹を、「お父さんカッコ悪い!」と再びシュテルンビルトへ送り出します。日に日に亡くなった母親である巴に面影が似てきます。
マーベリック CV: 福田信昭
能力:記憶を操る
シュテルンビルトのメディア王であり、ワイルドタイガーとバーナビーの所属するアポロンメディア、HERO TV放送するOBCの社長を務めていますが…見ていない方には大変なネタバレですが、TVシリーズのラスボスがこのマーベリックです。実はNEXTだったと明かされてから放送当時は、記憶操作の事をファンの間では「マベる」と言われ、何かと使用していました。
バーナビーの仇であり、迫害を受けてきたNEXTの為にHERO TVを盛り上げようと悪の組織ウロボロスと取引をしていたらしいのですが、その真意は謎のまま闇に葬られてしまいました。
アニエス・ジュベール CV:甲斐田裕子
アポロンメディア「HeroTV」のディレクター。バリキャリ風強気な女性で、視聴率を求めてヒーローたちにたびたび無茶ぶりを求めます。しかしドライに見えて情に厚い一面があり、臨機応変な対応でヒーローのピンチを救いました。
斎藤さん CV:岩崎ひろし
アポロンメディア、ヒーロー事業部のメカニックです。ワイルドタイガーバーナビーの着ているヒーロースーツを開発しました。普通に話している声は小さすぎて全く聞こえませんが、スピーカーを通すとけたたましい叫びで自身の発明を自慢します。
タイガー&バニーの魅力とは
タイバニの魅力は、全てのキャラクターが生きいきとしていてることです。特殊能力を持つヒーローでありながらも、悩んだり葛藤する姿に、誰しもが共感できるような一面を持っています。また、彼らを取り巻く世界も、現実同様に人種やジェンダーなど、様々な社会問題も生々しく描かれていて、その中で奮闘するヒーローの姿は、見る人に元気を与えてくれます。
TVシリーズ放送が始まる直前、2011年3月は東日本大震災の被害を受けて、日本中が苦しみ悲しみに満ちて疲れ切っていました。そんな中、タイバニは多くの人に元気を与えてくれた作品でもあります。
そしていよいよ2022年、2期がスタートします!
未視聴の方は、ぜひTVシリーズ、劇場版ともに視聴して新シリーズスタートに備えてみてはいかがでしょうか?
2022年スタート2期の最新情報はこちらの公式サイトをご確認ください!
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